Pocket WiFi

【初心者向け】Pocket WiFiとは何のこと?仕組みやメリット・デメリットを解説

投稿日:2019年12月29日 更新日:

Pocket WiFiとは何のこと?仕組みやメリット・デメリットを知りたい男性

持ち運びのできるモバイルルーターの話をするときによく聞く「Pocket WiFi」という言葉。これは一体どんな機器なのでしょうか。本記事ではPocket WiFiの概要や仕組みのほか、メリット・デメリットを説明し、WiFi端末の新規購入を検討している方に向けてお役立ち情報をお届けしていきます。

Pocket WiFiとは?

まずはPocket WiFiという用語について解説していきましょう。Pocket WiFiと持ち運びのできるモバイルルーターにはどんな違いがあるのでしょうか。以下で詳しくご説明していきます。

Y!mobile社のモバイルルーターのこと

まずは「Pocket WiFi」の概要をご説明していきます。Pocket WiFiとは、Y!mobile社のモバイルルーターを指す特定の商品名のこと。モバイルルーター全般を指すイメージをお持ちの方もいらっしゃったかもしれませんが、厳密には別のものなのです。

Y!mobileのPocket WiFiには「Pocket WiFiプラン2(ベーシック)」(月額3,669円・税抜)があり、7GBまでは高速データ容量通信が利用できます。データ利用量が7GB以上になると、最大通信速度128Kbpsの速度制限がかかりますが、月額4,380円の「アドバンスオプション」に加入すれば上限なしで利用できます。ただし、直近3日間でのデータ利用量が10GBを越えると速度制限がかかることを覚えておきましょう。

ちなみに701UCという端末に限って「Pocket WiFi海外データ定額」(月額3,900円)も適用できます。月額利用料のほかに日額90円支払えば、日本での利用量とは別に7GBまで利用できる、海外によく行かれる方には便利でお得なプランです。

 

SoftBankもPocket WiFiを提供している

Pocket WiFiはY!mobile社が提供しているとお伝えしましたが、SoftBank社もPocket WiFiを取り扱っています。Y!mobile社はSoftBank社の子会社で、SoftBankと同じ回線を利用しているため、理論上は通信速度に違いはありません。

料金は各社のプランによって異なります。Pocket WiFi単体で利用する場合はSoftBankのほうがやや割高ですが、以下を参照して比較検討してみると良いでしょう。

【SoftBank とY!mobileのPocket WiFiの料金比較検討】

月額料金
Y!Mobile 3,696円
Y!Mobile(アドバンスオプション) 4,380円
SoftBank(ウルトラギガモンスターforデータ) 6,500円
SoftBank(データプランミニ・1GB) 3,000円
SoftBank(データプランミニ・2GB) 5,000円
SoftBank(データプランミニ・5GB) 6,500円
SoftBank(データプランミニ・50GB) 7,500円

※SoftBankは上記に基本料980円が加算

 

モバイルルーターのことを「ポケットWiFi」ということもある

冒頭でもお伝えしましたが、Pocket WiFiという言葉はY!mobileやSoftBankが提供している特定の商品名を指します。しかし、モバイルルーター全体の総称として「ポケットWiFi」という言葉を使っている場合もあるのです。絆創膏を「バンドエイド」と呼ぶような感覚に近いかもしれません。

友人間のやりとりであれば問題ないですが、購入を検討していて家電量販店や各メーカーなどに問い合わせる際は誤解が生じる可能性もあります。トラブルに発展しないよう、言葉を厳密に扱うようにしましょう。

 

Pocket WiFiでWi-Fiが利用できる仕組み

次に、Pocket WiFiでWiFiが利用できる仕組みについてご紹介していきます。Pocket WiFiを含めたモバイルルーターは、自身が電波を発することもできる機器です。これに対し、光回線などの無線LANルーターは、アクセスポイント(親機)と無線LANルーターを接続しているときしか使用できず、ルーター単体で電波を発することができないため、持ち運びができません。

またモバイルルーターは、電波を発するだけでなく、公衆無線LANなどに接続して電波を飛ばす無線LANルーターとしての機能も兼ね備えています。

Pocket WiFiでWi-Fiが利用できる仕組みを説明する女性

 

Pocket WiFiを利用するメリット

次に、Pocket WiFiを利用するメリットについてご紹介していきます。Pocket WiFiの最も大きな特徴は持ち運びができることですが、それ以外にもメリットがたくさんあるのです。以下で詳しく解説していきます。

 

工事をしなくてもインターネット回線が整えられる

Pocket WiFiを利用するメリットの1つ目は、工事をしなくてもインターネット回線が整えられることです。光回線を敷く際は回線工事が必要になります。たとえば、Y!mobile同様にPocket WiFiを取り扱っているSoftBankのソフトバンク光の場合は回線工事に最大24,000円、時間にして1時間程度かかります。工事の申し込みから実際に工事を行うまでに約1ヵ月かかることも回線工事のデメリットでしょう。

その点、Pocket WiFiをはじめとしたモバイルルーターは回線工事をする必要がなく、時間や経済的コストを抑えられるメリットがあるのです。

 

家だけでなく外出先でもインターネット回線が整えられる

Pocket WiFiを利用するメリットの2つ目は、家だけでなく外出先でもインターネット回線が整えられることです。先にもご説明したようにPocket WiFiをはじめとしたモバイルルーターは、自ら電波を発信するため、アクセスポイントと呼ばれる親機の側でなくても利用できます。そのため、家だけでなく外出先でもインターネット回線が整えられるのです。

スマホのテザリングを利用する手もありますが、PCなどに接続する場合はデータをかなり消費してしまうため、スマホでのデータ通信に影響を出しかねません。家や会社以外での作業が多い方で、公衆無線LANのないカフェなどをよく利用する方は、Pocket WiFiが非常におすすめです。

 

固定回線と比較すると月額料金が安い

Pocket WiFiを利用するメリットの3つ目は、固定回線と比較すると月額料金が安くなることです。以下では、Y!mobileが提供するPocket WiFiの料金と同じくPocket WiFiを提供するSoftBankの光回線「ソフトバンク光」の月額料金を比較してみました。

【インターネット回線の料金の比較】

料金
Pocket WiFi(Y!mobile) 3,696円
ソフトバンク光(マンション) 3,800円
ソフトバンク光(戸建て) 5,200円

※ソフトバンク光は2年契約プラン

Pocket WiFiとソフトバンク光の戸建てプランを比較するとその差は歴然。Pocket WiFiのほうが月額にして1,500円ほどお安くなっています。ソフトバンク光のマンションプランがほぼ同じ金額ですが、外出先でもインターネットを使う場合はPocket WiFiを利用したほうが良いでしょう。

 

Pocket WiFiを利用するデメリット

次に、Pocket WiFiを利用するデメリットについてもお伝えしていきましょう。持ち運びができて光回線よりも料金が安く、回線工事も必要なしとメリットだらけのように思えるPocket WiFiにもデメリットはあるのです。

以下で、詳しく解説していきましょう。

Pocket WiFiを利用するデメリットを説明する女性

 

他のモバイルルーターと比べてエリアが狭い

Pocket WiFiを利用するデメリットの1つ目は、他のモバイルルーターと比べてエリアが狭いことです

Pocket WiFiは山間部を除く都市部では比較的繋がりやすくなっていますが、都市部を離れると電波が不安定になる傾向があります。対して、他社のモバイルルーターであるWiMAXはauのエリアが利用できるため、Pocket WiFiよりも広範囲での通信が可能です。

Pocket WiFiは他のモバイルルータと比べて利用可能エリアが狭いというデメリットがありますが、お住まいの地域近郊がエリア内であれば問題ありません。まずは下記リンクでお住まいの地域近郊がエリア対応しているか調べてみましょう。

 

他のモバイルルーターと比べて月額料金が少し高い

Pocket WiFiを利用するデメリットの2つ目は、他のモバイルルーターと比べて月額料金が少し高いことです。Pocket WiFiの月額料金は3,696円からですが、他のモバイルルーターの料金はいくらなのでしょうか。

以下ではWiMAXやどんなときもWiFiとPocket WiFiの料金比較をしていきます。どのモバイルルーターにするか検討中の方は、料金の観点でも比較して参考にしてみてくださいね。

 

WiMAXやどんなときもWiFiとの料金比較

まずは、Pocket WiFiとWiMAX、どんなときもWiFiの料金の比較を見てみましょう。

【モバイルルーター料金比較】

サービス名 料金
Pocket WiFi 3,696円
WiMAX(GMOとくとくBB・7GBプラン) 3,609円
どんなときもWiFi 3,480円

見比べてみると、Pocket WiFiとWiMAXは料金がさほど変わらないように思えます。しかし、GMOとくとくBB経由で申し込んだ場合はキャッシュバック特典がつくので、31,100円分(※2019年12月現在)お得になります。また、どんなときもWiFiも200円ほど安いというメリットのほかに、データ利用量による速度制限がないメリットもあるのです。

WiMAXに関しては利用するプロバイダのキャッシュバック金額によって月額料金が大きく異なりますが、料金の点においてPocket WiFiに大きなメリットはないでしょう。

 

使いすぎると速度制限がかかってしまう

Pocket WiFiを利用するデメリットの3つ目は、使いすぎると速度制限がかかってしまうことです。Pocket WiFiの場合は、7GBを越えた場合に当月末まで低速化してしまいます。この通信制限を解除するためには500MBごとに500円(税別)の追加料金と、以下のような手続きが必要になります。

【Pocket WiFiの速度制限の解除方法】

step
1
STEP1.低速化を解除する


通信速度低速化の開始を通知する画面から解除する場合:通知画面の内容を確認し、「はい」を選択します。
タッチメニューから解除する場合:ホーム画面の「データ量設定」アイコンを選択します。

step
2
STEP2.通常速度に戻すために、データ量と追加料金が表示されているボタンを選択する

step
3
STEP3.確認画面で「確定」を選択する

step
4
STEP4.完了画面が表示されるので「OK」を選択する

step
5
STEP5.通常速度に戻す申込みが完了すると、お知らせが届く

step
6
STEP6.ホーム画面で「データ量設定」のタッチアイコンが消え、 アイコンが表示されると解除が完了する

上記は、データ容量の追加購入の方法ですが、「アドバンスオプション」に加入すれば月額4,380円でデータ利用量の上限なしで利用できます。ただし、直近3日間で10GB以上利用してしまった場合は通信速度制限の対象になるので注意してください。

また、7GBの速度制限はPocket WiFiに限らず、多くのモバイルルーターにも共通していえることです。ちなみに「どんなときもWiFi」は例外的に完全無制限で利用できますが、下り最大150Mbpsまでしか出ないので、他のモバイルルーターよりも速度が遅い難点があります。

 

Pocket WiFiはどんな人におすすめなの?

上記を踏まえてPocket WiFiがおすすめなのは「回線工事をしたくない人」「外出先でもインターネット回線が欲しい人」です。ただし、上記の理由はすべてのモバイルルーターに当てはまるものです。Pocket WiFi独自のメリットとしては「SoftBankのスマホとセットで利用すると安くなる」ことが挙げられます。SoftBankのスマホとセットで利用すれば、基本料金の980円さえ払えば、スマホのデータとシェアすることができるのです。

また、海外によく行く方にとってもメリットが大きいといえます。701UC端末に限っては、海外使用料1日あたり90円で1ヵ月7GBまで利用できる「海外データ定額」(月額3,980円)が適用できるためです。したがって、モバイルルーターの中でも「SoftBankのスマホとセットで利用する方」か「海外によく行く方」にはおすすめといえるでしょう。

 

Pocket WiFiは海外によく行く方とSoftBankのスマホとセットで利用する方におすすめ

【本記事のまとめ】

  • Pocket WiFiはモバイルルーターの1種
  • Y!mobileのほかSoftBankも提供している
  • モバイルルーターは「回線工事なし」「持ち運びできる」のが大きなメリット
  • 中でもPocket WiFiは「SoftBankのスマホとセットがお得」で「海外に行くときも便利」

本記事では、Pocket WiFiの概要についてご説明してきました。数あるモバイルルーターの中でもPocket WiFiは「SoftBankのスマホとセットがお得」で「海外に行くときも便利」の2点のメリットがあります。料金の安さならGMOとくとくBB経由で申し込む「WiMAX」が、完全無制限を希望するなら「どんなときもWiFi」がおすすめです。

いろいろな端末を比較検討して、ベストな選択をしてみてくださいね。

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