本記事では、ドコモ光のひかり電話を契約する際のメリットや月額料金、オプションサービスの詳細についてわかりやすく解説していきます。
ドコモ光のひかり電話とは?メリットを確認しよう
ひかり電話を契約すれば、どのようなメリットがあるのか、基本料金は抑えられるのか、固定電話やFAXなどの機能は利用できるのか、気になっている方もいるでしょう。まずは、ドコモ光とはどのような通信サービスなのか、導入のメリットについて確認していきましょう。
ドコモ回線を使った固定電話サービス
ドコモ光のひかり電話とは、光ブロードバンドサービスのドコモ光契約者が利用できる固定電話サービスのことです。110番や119番などの緊急機関への電話通報はもちろん、映像テレビ電話やFAX通信などのデータ通信が基本サービスとして利用できます。
ひかり電話は、ドコモ光の固定電話サービスとなるため、サービスを利用するにはドコモ光と契約していることが前提条件となります。そのため、ドコモ光と契約することなく、ひかり電話単体で申し込み手続きをすることはできません。
電話番号・電話機をそのまま利用できる
光電話を自宅に導入する際、今まで使用してきた電話番号を継続して利用できるのか、心配な方も多いでしょう。
NTT東日本、または西日本の加入電話(アナログ電話)やフレッツ光のひかり電話から乗り換える方は、現在まで使用してきた電話番号や電話機をそのまま利用できます。
ただし、現在利用している電話番号をそのまま利用する場合は、別途工事費が発生します。また、「ISDN対応電話機」や「G4FAX」など、利用中の電話機によっては、そのまま利用できないものもありますので気になる点があれば事前に相談しておきましょう。
ドコモ光と請求をまとめることができる
ドコモ光のひかり電話を導入すれば、煩雑化しがちな通信費の請求を1本にできるメリットがあります。今までなら、インターネットサービスとは別の電話会社へ月額料金を支払っていたため、請求が別々に届いていたかと思います。
しかし、ひかり電話は、ドコモ光の付帯サービスなので、ドコモ光の利用料金と一体化して請求されます。ひかり電話の月額使用料は、利用月の翌月、通話料については利用月の翌々月での請求となります。
ひかり電話サービスの導入によって請求先をまとめることができれば、今までよりも家計簿の管理がしやすくなるのではないでしょうか。
基本料・通話料が安くなることが多い
ひかり電話を導入する際、1番気になる点は、以前よりも通話料を抑えることができるのかということですよね。ドコモ光のひかり電話は、一般的な固定電話よりも基本料金や通話料が安く、電話代を節約しやすいです。
一般的な固定電話の基本料金は地域によって差がありますが、月額1,000~2,000円前後の請求となるケースが多いです。しかし、ひかり電話なら一番安いプランで500円まで下がるため、以前の契約内容によっては月額500~1,500円も節約できます。
他にも、ひかり電話は、全国どこへかけても国内の固定電話への通話料が一律3分間で8円とお得な価格設定となっています。今まで通話料の関係で長時間の電話を躊躇していた方にとっては、非常に嬉しいサービスといえます。
ドコモ光のひかり電話の料金
ドコモ光のひかり電話を利用するには、どれくらいの料金が必要なのでしょうか。ひかり電話を使用するには、月額料金のほかに工事費や初期費用、通話料金の支払いが発生します。次に、ひかり電話の料金に関することをまとめていきます。
工事費や初期費用
初期費用や工事費の総額は、ひかり電話をドコモ光と同時に新規申し込みするのか、単体で新規申し込みするのかによって異なります。ひかり電話をドコモ光と同時申し込みする場合、ひかり電話の契約事務手数料は一切かかりません。しかし、ひかり電話を単体で申し込む場合は2,000円かかります。
そして、ひかり電話を利用するには、基本工事料の支払いが必要です。基本工事料は、工事担当者が自宅に訪問しない無派遣工事か、自宅に訪問する派遣工事なのかによって料金総額が変動するので、詳細は公式ページで確認しましょう。
月額料金・通話料金
ひかり電話には、「ドコモ光電話」と「ドコモ光電話バリュー」の2つの料金プランがあります。それぞれのサービスの特長と月額料金は、下記のとおりです。
料金プラン | 特長 | 月額基本料金 |
ドコモ光電話 | ・料金が安くシンプルなプラン | 500円 |
ドコモ光電話バリュー | ・480円分の無料通話付
・オプションが豊富 ・6つの付加サービス付き |
1,500円 |
値段の安いシンプルな料金プランをお求めの方は、ドコモ光電話がおすすめです。月額料金が500円と安く、サービス導入による家計の負担があまりありません。一方で、無料通話や迷惑電話ストップサービス・発信者番号の表示など、6つの付加サービスを自分に使いたい方は、ドコモ光電話バリューがおすすめです。使いきれなかった無料通話分は翌月に限り繰越が可能です。
ひかり電話の通話料金は、下記のとおりです。
【ケースごとの通話料】
通話先 | 通話料の例 |
固定電話へかける | 日本全国一律3分あたり8円 |
携帯電話へかける | ドコモへの通話1分あたり16円 |
海外へかける | アメリカへの通話1分あたり9円 |
料金の明細を確認する方法
ひかり電話では、料金明細送付サービスを利用することで毎月の利用額について簡単に調べることができます。料金明細送付サービスの詳細は、下記のとおりです。
【料金明細送付サービス】
請求書の提供方法 | 料金明細内訳書の提供方法 | 作成料 | 郵送料 |
eビリング | My docomo | 無料 | ー |
請求書と別にご契約者住所へ送付 | 100円 | 81円(税込) | |
書面郵送 | 請求書と同封して送付 | 100円 | 無料 |
請求書と別にご契約者住所へ送付 | 100円 | 81円(税込) |
上記の料金明細送付サービスの中でも、eビリングというWeb上での確認方法は、My docomoから24時間自分の好きなタイミングで調べることができるためおすすめです。
ドコモ光のひかり電話につけられるオプション
ドコモ光のひかり電話には、様々なオプションサービスがつけられます。次に、どのような種類のオプションサービスを付けることができるのか、その種類や月額料金について確認していきます。
オプションの種類と月額料金
ひかり電話につけられるオプションサービスの種類や内容、月額料金は、下記のとおりです。
【ドコモ光電話向けオプションサービス】
サービス名 | 内容 | 月額料金 |
通話中着信(バリュー) | 第三者からの着信の際、保留し通話できるサービス | 300円 |
転送でんわ(バリュー) | かかってきた電話を指定の電話番号へ転送するサービス | 500円 |
発信者番号表示(バリュー) | 相手の電話番号を電話機のディスプレイに表示するサービス | 400円 |
ナンバー・リクエスト(バリュー) | 非通知の発信者に対して、電話番号を通知するように促すサービス | 200円 |
迷惑電話ストップサービス(バリュー) | 迷惑電話を受けた際、受信拒否するためのサービス | 200円 |
着信お知らせメール(バリュー) | パソコンや携帯電話に、着信があったことを事前にメールで知らせるサービス | 100円 |
ダブルチャネル | ドコモ光電話1契約で、同時に2回線利用できるサービス | 200円 |
追加番号 | 「ドコモ光電話の契約番号+4電話番号」で最大5つの電話番号が利用可能になるサービス | 100円 |
上記のうち、サービス名にバリュー表示のあるものはドコモ光電話バリューに付加されているサービスです。
ドコモ光電話バリューとは?
ドコモ光電話バリューとは、迷惑電話対策が可能な6つのサービスや480円分の通話料金が月額1,500円で標準的にセットされたサービスのことです。480円分の通話料金のうち、当月に使いきれなかったものについては翌月に回すことができますが、翌々月までは持ち越すことができません。
ドコモ光電話バリューの無料通話分は、契約当月の課金開始日から日割りで適用されます。
ドコモ光のひかり電話の電話番号を継続する方法
ひかり電話の電話番号の継続方法は、フレッツ光のひかり電話を利用しているのか、光コラボでひかり電話を利用しているのかによって、手続きの方法が変わってきます。ひかり電話の電話番号の継続方法や引継ぎ時に必要な「アナログ戻し」と呼ばれる作業について確認していきます。
フレッツ光の「ひかり電話」を利用している場合
フレッツ光の電話番号からドコモ光のひかり電話へ変更する場合、電話番号は引き継げます。なぜなら、フレッツ光電話とドコモ光電話は同じNTTグループが運営しているからです。
現在、フレッツ光を利用している方は、ドコモ光のひかり電話で同じ電話番号を利用するにあたって、何か特別な作業が必要ということはありません。
光コラボで「ひかり電話」を利用している場合
現在、他社の光コラボでひかり電話を利用している方は、そもそも継続利用が可能なのか、申し込み時に確認をする必要があります。電話番号の継続や工事の有無について気になる場合は、下記の項目について整理したうえで専用フォームより相談してください。
【確認項目一覧】
- サービス提供事業者名
- 電話サービス名
- 契約者名(漢字・カナ)
- 電話番号
- 設置場所住所
どの情報もWeb明細サービスや事業者発行の請求書、クレジットご利用明細などで収集できるため、ひかり電話の契約前に加入電話に戻す工事が必要なのか相談してみましょう。
なお、番号が継続可能となった場合、NTT東日本、もしくは西日本へ加入電話(アナログ回線)に戻す工事が必要になるケースがあります。
「アナログ戻し」って何?
現在、ひかり電話で利用している電話番号を他社でも継続して利用するには、1度アナログ回線に戻す「アナログ戻し」と呼ばれる作業が必要です。アナログ戻しは、電話番号をそのまま移行できない場合に、アナログ回線を間に挟むことで移行可能な状態にする技術のことをいいます。
そのため、他社の光コラボで、ひかり電話を利用している場合は、アナログ戻しの作業が必要となります。
ドコモ光のひかり電話の申し込み方法・必要なもの
ドコモ光のひかり電話を利用するには、事前の申し込みが必要です。次に、申し込み方法や必要なものについてチェックしていきます。
ひかり電話の申し込み方法
ひかり電話の申し込み方法は、現在の契約状況によって変わってきます。ケースごとの申し込み方は、下記のとおりです。
【ドコモ光とひかり電話を同時申し込みする場合】
ドコモ光とひかり電話を同時申し込みする場合は、手続き時に光電話オプションも契約することを伝えてください。ドコモ光の公式サイトのWebフォームから相談すれば、担当のオペレーターより電話があります。
【ドコモ光と契約中でひかり電話のみ申し込む場合】
ひかり電話のみ申し込む場合は、ドコモ インフォメーションセンター、もしくはドコモショップから相談できます。
ドコモインフォメーションセンター
電話番号(ドコモ携帯からの場合):151(無料)
電話番号(一般電話からの場合):0120-800-000(無料)
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
ひかり電話を利用するのに必要なもの
ドコモ光のひかり電話を利用するには、NTTドコモが提供しているドコモ光電話対応ルーターと電話機が必要です。ひかり電話と契約すると、インターネット接続とひかり電話の両方の機能を有するドコモ光電話対応ルーターを無料でレンタルできます。レンタル後、ドコモ光電話対応ルーターに電話ケーブルで電話機を接続すると、ひかり電話サービスが利用できます。
ただし、無線LAN機能が搭載された機器をレンタルする場合は、月額100~300円の利用料金が発生します。東日本エリアと西日本エリアでは、それぞれ利用料金が異なるため、詳細は公式ページで確認しましょう。
ドコモ光電話対応ルーターの利用料金は、NTTドコモ、もしくはNTTファイナンスから請求されます。現在、NTT東西からの転用でホームゲートウェイ(ひかり電話対応端末)を所有されているのであれば、原則そのまま利用できます。しかし、回線品目の変更と同時に転用した場合は、一部機器の変更が必要になるケースもあるため頭の片隅に入れておきましょう。
ドコモ光電話に関する問い合わせ先
ドコモ光のひかり電話について、何か質問したいことがある場合は、下記の窓口へ相談してください。
ドコモインフォメーションセンター
電話番号(ドコモ携帯からの場合):151(無料)
電話番号(一般電話からの場合):0120-800-000(無料)
受付時間:9:00~20:00(年中無休)
ひかり電話に関する多くの質問は、通話無料のドコモ インフォメーションセンターで相談できます。または、スマホアプリのLINEを使って相談すれば、24時間オペレーターに対応してもらえます。公式サイトを見てもわからないことがある場合は、相談してみましょう。
ドコモ光のひかり電話でお得に電話を利用しよう
ドコモ光のひかり電話のサービスは、月額料金や通話料が安いため、他社から乗り換えれば以前よりも電話の使用料金が安くなる可能性が高いです。ひかり電話を契約すれば、ドコモ光のインターネット回線と電話代の請求を1本化できるため、支払いの管理も楽になるでしょう。
ひかり電話で様々なオプションサービスを利用したい方には、ドコモ光電話バリューのお得な料金プランも用意されています。また、シンプルプランのドコモ光電話でも月額料金を支払えば、必要なオプションを利用できるため、利用スタイルに合わせてお得に契約しましょう。